今日、2023年5月23日は私の好きなKing&Princeがデビューして5年が経った日、
つまり5周年記念日だ。
そして、私の好きなアイドル、神宮寺勇太がKing&Princeではなくなった日でもある。
半年前の2022年11月4日、
ジャニショで買い物を済ませ夜のmステに向けて一目散に家に帰った。
今日はなんて幸せな日なんだろう、と思っていた。
mステを見て、廉くんがドラえもんの声優をやるというのを聞いてさらに嬉しくなって。
この後のパフォーマンスもすごく楽しみだった。
King&Princeの番がきた。
「彩り」を歌うということでお家のようなセットでメンバーが集まって曲が始まった。
始めは引きでよく分からなかったがアップになると何だか涙目?のような気がした。
でも泣くようなことなんてないし気のせいだろうと思っていた。
まさか、あんな発表があるなんて思いもしなかった。
クロサギを見終わって何気なくメールを確認した。
メールボックスには
「King&Princeからみなさんへ大切なお知らせ」
と書いてある。
嫌な予感がした。
すぐにTwitterを開くとそこには
"キンプリ 平野 岸 神宮寺 脱退"
"キンプリ 5人体制終了"
"2023年5月23日から永瀬、髙橋でグループ継続"
の文字があった。
何が起きているのか分からない。
冗談だろ、と思った。
数時間前まで廉くんドラえもん声優おめでとう、とお祝いムードであったとは思えない、
まさに地獄絵図だった。
たくさんのFC動画が回り、
お辞儀が、
カンペが、
なんて言う人もいた。それに対して意見を言う人も。
両者が言い合うことで見ていられない状況になっていた。
1人になって、
送られてきたメールから動画と報告文を見たとき、
あぁ現実なんだと、
辞めてしまうのはTwitterででっちあげられた冗談なんかじゃないんだと悟った。
あの日、1秒たりとも寝ることはできなかった。朝、もう一回見たら嘘になってるんじゃないかと思った。
でもそんなことあるはずもなくて、
テレビでもそんなニュースばかり、
コンビニに行けばそんな内容のスポーツ紙ばかり、
現実を受け入れるしかなかった。
避けられない現実だとわかった瞬間、
涙が溢れて止まらなくなった。
こんなに他の人に対して泣く日が来るのかとまで思った。
発表があった週明けから実習が始まるということで何も考えなくて済む、実習課題があることにありがたいとまで思った。
あんなにしたくないって言ってたのにね。
実習が終われば2ヶ月ほどで神宮寺は事務所を辞めてしまう。
実習がこんなに終わって欲しくないと思う日がくるなんて。
急に話が飛んでしまうが、私は10月8日のMade in ガイシホール夜公演が初めてのキンプリの現場だった。
一ヶ月前に会ったあの人が、
楽しそうに、優しい顔をして目の前のファンにファンサをしていたあの人が、
辞めるという選択をしていたなんて信じたくなかった。
また会えると思っていた。
あんな席で、神席で干すとかありえないって言っていられたのがなんて幸せだったんだと思った。
あれから半年、あっという間だった。
毎日睡眠は2時間、3時間なんてザラ、
慣れない環境という状況で
毎日毎日憂鬱だった実習もあっという間に終わってしまった。
その状況から解放されることが嬉しかったけど、周りと同じように心から喜ぶことなんてできなかった。
4ヶ月連続リリースがあって、5人で出す作品が残り少ないこととか、
少しずつ3人の仕事が減っているように感じたりだとか
終わりが近づいていると思うとどんどん寂しくなった。
いざ、脱退と退所日を迎えてみると本当にあっという間だったと思う。
この半年でメンバーは色々なドラマに出た。
あの時に発表されていなかったものも気がついたら終わっていて、次が始まった。
4ヶ月連続リリースが発表された時、5.22までの期間の方が長かったのにいつしか全て発売され、その度にたくさんの記録が増えていった。
「もう1ヶ月経った」
が気がついたら、
「あと1ヶ月」
になっていた。
終わりってほんとに呆気ないものだった。